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婚姻届の証人の役割や選び方は?依頼時のマナーもチェック

こんにちは! 全国にウエディングステージを展開する「スタイルズ」です。

 

婚姻届には証人が必要ですが、なぜ必要なのか、どのような人に頼めば良いのか気になる方も多いですよね。

証人は2人の結婚を証明する人なので、大切に思う方やお世話になった方に頼みたいものです。

 

今回は婚姻届の証人の定義や役割、証人によく選ばれる人、選び方のポイントを解説します。

あわせて、証人を依頼するときのマナーと婚姻届けの記入時の注意点もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

 

婚姻届の証人とは?その定義や役割など基本を簡単に

婚姻届を提出するには、証人の署名が必要です。

「証人になってください」とお願いする前に、まずは証人とはどのようなものなのか確認しておきましょう。

 

婚姻届の証人の定義

婚姻届の証人とは、簡単に言えば「この2人は自分たちの意思で結婚します」ということを証明する人です。

婚姻届は民法で定められているとおり、成年(18歳以上)の証人2人の署名がないと役所で受理してもらえません。

 

なお、婚姻届の証人は「保証人」ではないので、2人の結婚生活について責任を負うことはありません。

 

婚姻届の証人の役割

証人が婚姻届に署名することによって、偽装結婚や、男女どちらか一方の意思で婚姻届を提出されてしまうことを防げます。

婚姻届は新しい戸籍が作られる重要な届け出であるため、第三者である証人を必要としています。

 

婚姻届の証人の人数

婚姻届の証人は2人必要です。

新郎と新婦で1人ずつ選ぶものと思われることが多いですが、新郎もしくは新婦が2人とも選んでもOKです。

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婚姻届の証人はどう選べば良い?

婚姻届に必須の証人ですが、どのような人が選ばれることが多いのでしょうか。

ここでは証人に選ばれることが多い人と、証人を選ぶ際のポイントをご紹介します。

 

婚姻届の証人に選ばれるのはこんな人

婚姻届の証人は18歳以上であればどのような人でも構いませんが、結婚という大事な門出なので、大切な人、お世話になった人にお願いするカップルが多いようです。

 

両親

婚姻届の証人にもっとも選ばれることが多いのは両親でしょう。

2人の結婚を一番喜んでくれる人たちに証人になってほしいと考える新郎新婦は多いです。

 

証人2人の組み合わせでよく見られるのは「新郎の父・新婦の父」というパターンですが、もちろん母親に証人になってもらうカップルもいます。

 

また、どちらかの家を立てて「新郎の父・母」もしくは「新婦の父・母」というケースも見られます。

どちらかの家に証人を任せるときは、もう片方の家へのフォローを忘れないようにしましょう。

 

親戚

祖父母や、仲の良い兄弟姉妹に証人を頼むカップルもいます。

結婚式で活躍の機会があまりない祖父母や兄弟姉妹に、2人の結婚に参加してもらうという意味合いで頼むこともあるようです。

 

友人

新郎新婦が出会うきっかけを作ったキューピッド的な友人は、2人の結婚の証人にぴったりです。

また、仲が良い友人と、お互いの結婚の際にそれぞれの証人になる人もいます。

 

そのほかに、職場結婚や同じ学校で出会ったカップルなどは、上司や恩師に証人をお願いする人もいます。

 

婚姻届の証人を選ぶポイント

婚姻届の証人を選ぶ際は、自分たちにとって大切な人や、理想の夫婦と思える人に依頼しましょう。

 

また、実際に婚姻届に記入してもらう必要があるため、頼みやすいかどうかもポイントになります。

両家の顔合わせの際に、セレモニーとして婚姻届の証人欄に署名してもらう機会を設けるのも良いイベントになりますね。

 

婚姻届の証人を頼める人がいないときは

婚姻届の証人になってくれそうな人が周りにいない場合は、職場の同僚など、特に深い関係ではない人でも大丈夫です。

 

その他には、「証人代行サービス」に料金を払って署名してもらうという方法もあります。

代行サービスを使うときは、行政書士など守秘義務を守ってくれるところを選びましょう。

 

 

婚姻届の証人を依頼する際のマナーや注意点もチェック

証人を頼む際のマナーを把握して、失礼のないように依頼しましょう。

依頼する際のマナーと、記入時の注意点を解説します。

 

婚姻届の証人を依頼するときのマナー

証人を依頼するときに気をつけたいことは4つあります。

  • あらかじめお願いしておく
  • こちらから出向いて記入してもらう
  • 菓子折りなどを持っていく
  • 婚姻届が受理されたら報告する

 

証人欄には住所や本籍を正しく記入しなければならないため、正確な番地が分かる書類が手元に必要になります。

いきなり証人を頼んでも正確な本籍地が分からない場合が多いので、事前に証人になってほしい旨を伝えておきましょう。

 

また、可能な限り直接出向いて書いてもらうほうが礼儀正しいですが、遠方の場合は郵送でもOKです。

郵送の場合は、切手を貼った返信用封筒を入れておくと良いでしょう。

 

出向く場合はささやかなお礼として菓子折りやギフトを持っていくと喜ばれますよ。

 

忘れてしまいがちなのが、提出後の報告です。

無事入籍できたことをきちんと証人に報告しましょう。

 

婚姻届の証人欄、記入するときの注意点

証人欄はすべて自署であることが求められます。

そのため、なにかミスがあっても新郎新婦が訂正することは認められていません。

 

婚姻届では各項目で注意が必要です。

署名 氏名を自筆で記入します。
押印(任意) 2021年9月1日から婚姻届の押印義務がなくなりました。
そのため、押印は任意です。
実印でも認印でも構いませんが、朱肉をつけて押す印鑑でなければなりません。(シヤチハタは不可)
生年月日 昭和や平成など和暦で記載します。
住所 住民票がある住所を記載します。
ハイフンは使わず、丁目・番地・号まで正確に記入しましょう。
本籍 ハイフンは使わず、丁目・番地・号まで正確に記入しましょう。

 

訂正は二重線と捺印で行います。修正テープ・修正液は使用できません。

押印欄に押印した場合の修正は、従来通り訂正印か捨印(欄外に訂正用に押印すること)が必要になります。

また、同じ苗字の方が証人になる場合は、印鑑は別の物を用意します。

 

証人が外国人の場合

証人が外国人の場合は、下記の点に気をつけましょう。

署名 カタカナや漢字・アルファベットのブロック体で、ミドルネームを省略せずフルネームを記入します。
押印(任意) 印鑑を持っていて、押したい場合は押印します。
生年月日 西暦で記載します。
住所 住民登録している住所を記載します。
ハイフンは使わず、丁目・番地・号まで正確に記入しましょう。
本籍 アメリカなどの国名を記載します。

 

 

婚姻届の証人は大切に思う人に丁寧に頼もう!

婚姻届には2人の証人の署名がないと役所で受理されないため、証人は必須です。

証人2人は新郎新婦が1人ずつ選んでも、どちらかが2人とも選んでも大丈夫ですよ。

 

証人は身近で大切な人である両親に頼むことが多く、「新郎父・新婦父」など組み合わせは自由です。

ほかには親戚や友人、上司や恩師に頼む人もいます。

 

証人欄には住所や本籍地を正確に記入する必要があるため、事前に証人になってもらいたい旨を伝えて、正確な住所の番地を把握しておいてもらいましょう。

 

公的な書類のため、訂正に修正テープは使えないなどの注意点もあります。

 

特別な責任を負うわけではないものの、証人になるのはやや緊張するもの。

婚姻届が受理されたあかつきには、証人の方へも報告をしましょう。

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