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婚姻届の書き方は?押さえるべきポイントや注意点

法律的に夫婦になるために必要なステップが婚姻届の提出。
2人で決めた結婚記念日にきちんと提出・受理してもらうためにも、事前に書き方や必要な準備を確認しておきましょう!

今回は婚姻届の書き方についてのお話です。
事前に必要となる準備や確認点、婚姻届の具体的な記入方法、提出時に注意したい点などをご紹介します。

婚姻届の書き方の前に、まずは用意&確認すべきこと!

婚姻届を書くための準備として、まずは以下のものを用意&確認しておきましょう!

婚姻届の用紙

婚姻届の用紙は役所の「戸籍課」「住民課」など、戸籍を扱っている部署の窓口でもらうことができます。
書き間違いに備えるために2枚ほどもらっておくと安心です。
「平日に役所に行く暇がない!」という方は夜間・時間外受付で対応可能な場合もあるので、事前に問い合わせておくと良いですね。

最近では結婚情報誌の付録として用紙が付いていることもあり、他にも自治体のホームページからダウンロードして利用したりする方法もあります。
ホームページからダウンロードする場合は、A3サイズ1枚になるように印刷しましょう。

自治体によってオリジナルデザインの婚姻届などもありますが、記載内容は同じなので、どこの役所でもらった用紙を使っても問題ありません。
結婚情報誌付録のピンクの婚姻届が話題になったこともありましたね!

黒のボールペン

記入は黒のボールペンです。
鉛筆やフリクションペンなど消えてしまうペンはNGですよ。

シャチハタではない印鑑

印鑑はお互いの旧姓のものを用意しましょう。
シャチハタではなく朱肉を使って押印するタイプが必要です。

戸籍謄本(抄本)

本籍地以外で婚姻届を提出する場合は、本籍が記載された戸籍謄本(抄本)の添付が必要となります。
本籍地から離れた場所に住んでいて郵送手配などで取り寄せる場合は、時間がかかることもあります。早めに用意しておきましょう。

署名捺印欄にサインをもらう証人

婚姻届には証人の署名捺印欄があります。
20歳以上の方、2名に婚姻の承認になってもらう必要があるのです。
証人は結婚する2人と親戚関係などは必要なく、20歳以上の方であれば誰でも証人となることができます。
それぞれの両親や親戚にお願いすることが多いですが、その他にも友人や恩師、上司などにお願いする方もいます。

詳しい婚姻届の書き方を知ってスムーズに

用意ができたら、いよいよ婚姻届を記入!具体的な書き方をご紹介します。

提出日/届出先

記入した日ではなく、役所へ提出した日を書きます。無事に受理されればこの日が入籍日となりますよ!
提出先の市や区の名前を記入します。

氏名/生年月日

2人それぞれの旧姓を記入します。
漢字を崩したり省略したりせず、戸籍に載っている通りの字を記入してください。
例えば「わたなべ」の「なべ」、「さいとう」の「さい」などはたくさんの漢字があります。
普段は略字を使っているという方も間違えないように注意しましょう。
生年月日は和暦(元号)を使って記入します。SやHなど略さずに、漢字を記入してください。

住所/世帯主の氏名

現在の住民票が登録されている住所を記入します。
世帯主というのは、一緒に暮らしている人たち(同一世帯)の代表者です。
世帯主がわからない場合は住民票で確認することもできますよ。

本籍/筆頭者

本籍とは、戸籍が登録されている住所のことです。現住所や住民票がある住所とは限りません。
戸籍の筆頭者とは、戸籍の一番最初に載っている人の名前です。
どちらも戸籍謄本(抄本)で確認することができます。
外国人の場合は、国名を日本語で書きます。

父母の氏名/続き柄

父母の名前欄には、出生届を出した実の親の名前を書きます。
もし父母が離婚・再婚などで苗字が変わっている場合は、現在の苗字を書いてください。
父母がすでに他界していたとしても空欄にはせず、亡くなった当時の名前を書きます。
父母の名前がわからない場合は記入しなくても大丈夫です。
養父母の場合は【その他】欄への記載となります。

続き柄は、父母からみた本人の続き柄を記入します。
長(男)、二(男)、三(男)、または、長(女)、二(女)、三(女)……となります。

婚姻後の夫婦の氏/新しい本籍

婚姻後は夫と妻、どちらの姓を名乗るのかチェックし、新しい本籍地となる住所を記入。
本籍地に選ぶ場所は、実は自由に決められます。
2人の新居か、どちらかの実家に設定する方が多いですが、結婚式を挙げた場所や2人の思い出の地にすることもできます。
ただし、あまり遠方だと今後戸籍を取り寄せる際に手間がかかってしまうことになりますので注意しましょう。

同居を始めた時

同居を始めた日、または結婚式を挙げた日のどちらかで早い日にちを記入します。
年は西暦ではなく和暦(元号)を漢字で書いてください。

初婚・再婚の別

夫婦それぞれ初婚か再婚かをチェックします。
再婚の場合は死別・離別のどちらかにチェックを入れ、その日にちを記入します。

同居前の夫妻の仕事

夫婦それぞれの仕事の種類にチェックを入れます。
国勢調査がある年度に婚姻届を出す場合は職業名を記入します。
国勢調査は2015年、2020年、2025年と5年ごとに行われており、記入が必要な年には窓口に職業名一覧表が設置されますので、そこから選んで記入します。

その他

養父母のいる方は、この欄へ養父母の名前を記載します。
「夫の養母 ●●(氏名)」「妻の養父 ●●(氏名)」と、どちらの養父母かわかるようにしてください。

また、未成年者の結婚には親の同意が必要となるので、その場合もこの欄に同意の旨を記入、署名押印をします。
「 ●●(未成年者)の結婚に同意します。 妻の父 ●●(押印)妻の母 ●●(押印)」
夫妻の両名が未成年者の場合は、2人それぞれの親の同意が必要です。

届出人の署名押印/連絡先

夫と妻、それぞれの旧姓を記入して押印します。
内容に不備があるなど、確認が必要な場合は役所から連絡が来ることがありますので、日中に連絡がとれる電話番号を記入します。

証人

20歳以上の証人の署名、押印、生年月日、住所、本籍を記入します。
もし証人2人が同じ苗字でも、印鑑は別々のものを押印してください。

これで婚姻届の記入は終わりです!

記入欄がたくさんあるので、誤字脱字に気をつけながら正しい文字で丁寧に記入しましょう。
もし間違えてしまった場合は修正液や修正テープは使用せず、間違えた文字の上に二重線を引いて訂正印を押してから書き直しましょう。

婚姻届けを書いた後は?チェックポイントと提出方法

提出前、最後にこんなポイントをチェック!

・誤字脱字はない?文字を崩したり略したりしていない?
・どちらの姓を名乗るかのチェックはある?
・証人欄の署名、捺印はある?
・戸籍謄本(抄本)や身分証明書の用意はOK?
・提出時にも印鑑を持っていこう!シャチハタはNG!

注意すべきポイントを重点的に、全体を隈なくチェックしたら提出へ!
婚姻届の提出先は用紙をもらった窓口と同じく、市役所や区役所の戸籍住民課です(課の名称は自治体によって異なる場合があります)。

せっかくの機会ですから2人揃って提出に行きたいものですが、都合が合わない場合はどちらか1人での提出でも構いません。
どうしても本人が行けない場合は、代理人や郵送による提出も受け付けてもらえます。

提出先は現住所やどちらかの本籍地とすることが多いですが、全国どこの役所へも提出できますので、リゾートウェディングを挙げてその土地の役所へ提出することも可能です。

提出先が本籍地以外の場合は、本籍が確認できる戸籍謄本(抄本)の添付が必要。
提出者本人の身分証明書も必要となりますので、忘れずに準備しておきましょう。

役所には休日・夜間窓口もあって365日24時間いつでも提出することができるので、提出日(入籍日)にこだわりたい方でも安心です。
提出時に内容を確認し、細かな間違いがあればその場で修正できるよう印鑑を持っていくようにしましょう。

婚姻届の書き方を知ってスムーズに手続きを行いましょう!

婚姻届は記入する欄がたくさんあり、戸惑う方も多いです。

せっかく提出したのに記入内容に不備があると受理に時間がかかり、結婚記念日(入籍日)が予定とずれてしまう……なんてことにもなりかねません。

親族や友人への証人の依頼や、提出場所によっては戸籍謄本の準備なども必要です。
スムーズに手続きを済ませるためにも、事前に注意点や記入方法を確認しておきましょう!

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