婚姻届受理証明書とは?申請はいつまで?もらい方や活用法もご紹介
こんにちは! 全国にウエディングステージを展開する「スタイルズ」です。
あまり聞きなれない「婚姻届受理証明書」、みなさんご存知でしたか?
結婚するときに、役所に提出した婚姻届が正しく受理されていることを証明するための公文書のことを「婚姻届受理証明書」といいます。
今回は「婚姻届受理証明書」の使用方法や入手方法、申請期限やどんな種類などがあるのか
を詳しく解説します。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
婚姻届受理証明書とは?
「婚姻届受理証明書」とは、提出した婚姻届を役所が正式に受理し、2人が法的に夫婦となったことを証明する公文書です。
新しい戸籍ができるまでには時間がかかるため、戸籍謄本ができるまでの仮の証明書にもなります。
住民票の名義変更や会社への届け出などで活用する場合がありますので、後ほど詳しくご紹介しますね。
「婚姻届受理証明書」に記載してある内容は自治体によって違いがありますが、一般的には下記のような記載が多いです。
- 婚姻届を受理したこと
- 婚姻した年月日
- 夫の氏名
- 妻の氏名
- 本籍地
- 戸籍の筆頭者
- 発行自治体名
「婚姻届受理証明書」にはいくつか種類があり、通常は必要事項が記載された一般的な紙タイプの証明書ですが、上質紙を使用した賞状タイプの証明書もあります。
賞状タイプのものは人気があり、結婚式などイベントで使用するために発行するという使用方法もあるようです。
また、オリジナルでご当地デザインを発行している自治体もあるそうですよ。
ご当地キャラが描かれているものや、その土地の風景など、オリジナルデザインを発行してもらうのも良い記念になりますね。
「婚姻届受理証明書」は必ずしも必要なわけではありませんが、2人が結婚した記念となる証明書なので、発行してみてはいかがでしょうか?
賞状タイプの証明書なら、額に入れてお部屋に飾るとインテリアとしても素敵です。
婚姻届受理証明書の申請はいつまで?もらい方もご紹介
「婚姻届受理証明書」は、婚姻届を提出した市町村の役所で取得することができます。
他の役所では取得できないのでご注意ください。
婚姻届受理証明書の取得方法はとても簡単で、婚姻届を提出した際に「婚姻届受理証明書」も一緒に窓口へリクエストすると、一般的な紙タイプの証明書なら即日発行してくれます。
賞状タイプのものだと一週間程度発行に時間がかかるようです。
「婚姻届受理証明書」を取得するのに期限はないのでいつでも取得は可能ですが、婚姻届が役所に保管されている期間は1カ月となっており、その後は法務局で保管されることになります。
すぐに婚姻届受理証明書が必要な場合は1カヶ月以内に窓口へ申し出ましょう。
ちなみに、1カ月以降に取得する場合は即日発行とはならないようなので、役所の窓口へ問い合わせてみてください。
また、婚姻届受理証明書は、代理人でも取得は可能です。
代理人に申請を依頼する場合は「委任状」と「本人確認書類」と「代理人の印鑑」の3点が必要になりますので、忘れずにお持ちください。
委任状の形式は役所によって異なることがあるので、事前に問い合わせましょう。
婚姻届受理証明書の注意点や費用もご紹介
注意点として、婚姻届を役所の「営業時間外」に提出した場合は、婚姻届はその時点では「預かり」状態で受理にはならないため、「婚姻届受理証明書」の発行はできません。
後日、日を改めて発行してもらいましょう。
また、発行の際に必要な本人確認書類などの必要書類は、各役所へあらかじめ確認しておきましょう。
費用については、発行の際に発行手数料の用意が必要です。
一般的な紙タイプのものだと350円、賞状タイプのものやご当地デザインのものだと1,400円がかかります。
婚姻届受理証明書の活用方法や使えないシーンとは
では実際に「婚姻届受理証明書」は、いつどんな場面で活用することができるのでしょうか。
活用するシーンは主に3つあるので、解説していきます。
住民票の名義変更
婚姻届を提出しても、住民票はすぐに新しい姓にはならず、1週間〜2週間ほど変更に時間がかかるケースが多いです。
ただし、すぐに新しい住所へ住民票を異動したい場合は、転出証明書・転入届とともに「婚姻届受理証明書」を提出することで、新しい姓の住民票を当日取得することができます。
会社への届け出
結婚後にどちらかが相手の扶養に入る場合は、会社へ扶養家族の申請が必要となります。
会社によっては、結婚後すぐに申請をしなければならない場合もありますので、そのときに「婚姻届受理証明書」が使えることがあります。るんじゃないでしょうか?
会社によっては、結婚したことによって「家賃補助」や「扶養手当」が増額したり、「特別休暇」がもらえるなどの福利厚生がある企業もありますので、会社への届け出は必須です。
ただし、全ての企業が「婚姻届受理証明書」を公文書として認めているわけではないので、事前に会社への確認が必要です。
海外での挙式時
海外のチャペルで結婚式を挙げたいと考えている場合には、キリスト教徒ではない方でも「ブレッシングスタイル」といって、夫婦になったお祝いとして海外のチャペルで挙式することが可能です。
ブレッシングスタイルは、夫婦になったことをお祝いするという意味合いがあり、既に夫婦になっていることを前提とした上で「記念」に挙げる式となります。
夫婦となっている証明書類として「婚姻届受理証明書」を利用することができます。
「婚姻届受理証明書」が使用できない手続きとは
「婚姻届受理証明書」は戸籍謄本の代わりになるため、使えるシーンが多い感じを受けますが、以下のように利用できない手続きもあります。
運転免許証の名義変更
結婚で運転免許証の名義変更をする際には、「本籍又は国籍等が記載された住民票か個人番号カードの提示」が必要なため、婚姻届受理証明書は使えません。
銀行口座の名義変更
各金融機関によりますが、銀行口座の名義変更の手続きには「戸籍謄本もしくは名義変更が済んでいる運転免許証」が必要となり、婚姻届受理証明書は代わりになりません。
婚姻届受理証明書はもらい方や使い方を事前に確認!
「婚姻届受理証明書」は婚姻届が受理されたことを証明する公文書で、結婚してから新しい戸籍ができるまでの各種手続きの時に利用できる便利な証明書です。
実際に証明書として使用するのは、新しい戸籍ができるまでの間のみなので、そう多くはありませんし、必ずしも必要な書類ではありません。
使うシーンがありそうか事前に確認しておきましょう。
また、「婚姻届受理証明書」は2人が結婚した記念にもなるので、結婚式や結婚式の二次会で飾っておくなどの演出にも使えますよ。
額縁に入れて部屋にインテリアとして飾るのもおすすめです。