入籍日の決め方や日取りを選ぶポイントを紹介!婚姻届の提出方法も
こんにちは! 全国にウエディングステージを展開する「スタイルズ」です。
入籍日を「正式に夫婦になった日」と考え、結婚記念日にして毎年お祝いしていくカップルは多いです。
だからこそ、入籍日をいつにするかは慎重になりますよね。
今回は入籍日に選ばれることの多い日や、反対に避けた方が良いとされる日を紹介します。
あわせて入籍日を決める際のポイントと、入籍日当日に婚姻届を提出する方法や注意点も解説します。
入籍日の決め方は?どんな日が選ばれている?
一般的に、入籍日はどんな日が選ばれているのでしょうか。
入籍日に選ぶことが多い日を、理由とともにご紹介します。
縁起の良い日
入籍日には、やっぱり縁起が良いとされている日を選びたくなりますよね。
以下でご紹介する日は日本の暦で吉日とされ、婚礼に向くと言われているのでおすすめです。
六曜なら大安か友引
大安や仏滅などの暦を六曜と言い、以下の6種類があります。
- 大安(たいあん、だいあん):何をするにも吉日で、特に婚礼に良いとされます
- 友引(ともびき、ゆういん):「友を引く」とされ、葬儀には向きませんがお祝い事には向いています
- 先勝(せんしょう、せんかち、さきかち):「急ぐことは吉」なので、午前中が吉で、午後は凶です
- 先負(せんぷ、せんぶ、せんまけ、さきまけ):何事も控えめにした方が良いとされる日で、午前が凶で午後が吉
- 赤口(しゃっく、じゃっく、しゃっこう、じゃっこう、せきぐち):凶日。特にお祝い事は大凶とされます
- 仏滅(ぶつめつ):仏が滅するほどの凶日とされています
この中で、入籍日におすすめなのは大安か友引です。
大安が1番良いとされていますが、友引も2番目に良いとされています。
ただし、友引は時間帯によっても吉凶が異なり、朝夕は吉で正午は凶となるため、時間帯はチェックすると良いでしょう。
一粒万倍日
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)は日本に古くからある吉日で、「1粒の種もみが1本の稲になり、万倍もの数のお米がとれる」ことを意味します。
何かを始めるのに最適な日とされるので、結婚生活のスタートという意味で入籍日にもおすすめです。
およそ6日に1回、1年間で約60日訪れます。
天赦日
天赦日(てんしゃにち、てんしゃび)は、「天が全てを赦す日」とされ、日本の暦の中で最上とされる日です。
一粒万倍日など他の吉日と重なると、最強の開運日になります。
年に数回しか巡ってきません。
母倉日
母倉日(ぼそうにち)は、「天が全てを慈しみ育てる日」で、大安や天赦日と重なると運気が増すとされています。
こちらも入籍日や結婚式などにぴったりの日です。
天恩日
天恩日(てんおんにち)は、「天からの恵みを授かる日」とされる吉日で、5日間続くのが特徴です。
2人の記念日
入籍日を2人の記念日にするのも、2人ならではの物語が感じられておすすめです。
具体的には、以下のような思い出の日を選ばれることが多いようです。
- 出会った日
- 付き合い始めた日
- プロポーズの日
- どちらかの誕生日
入籍日にすることで、よりいっそう2人の大切な日になりますね。
語呂の良い日
語呂の良い日と言えば、例えば11月22日は「いい夫婦の日」として有名ですよね。
このような夫婦にぴったりの語呂の良い日は、他にも以下のようなものがあります。
- 1月8日…一番ハッピー
- 1月24日…いつも2人は幸せ(12月4日も同様)
- 3月9日…サンキューの日
- 7月9日…仲良く暮らそう
- 8月10日…ハートの日
他にも夫婦にまつわる語呂の良い日はたくさんありますので、気に入ったものがあれば入籍日にするのも良いかもしれませんね。
イベントの日
恋人たちが盛り上がるイベントである2月14日のバレンタインデーや、12月25日のクリスマスも入籍日として人気があります。
その中でも、3月14日のホワイトデーは円周率の日でもあり、円周率(3.14…)は割り切れないため、「永遠に続く愛」を示すとして人気の入籍日です。
固定の祝日
建国記念の日や文化の日などの「日付が決まっている祝日」を入籍日にすれば、毎年その日を2人で過ごすことができますよ。
休みがカレンダー通りの職場に勤めているカップルなら、毎年休みになるため、2人で食事や旅行に行きやすいですね。
入籍日に避けたほうが良い日はある?
暦の上で、入籍などのおめでたいことを避けた方が良いとされる日もあります。
以下で紹介する日が、2人の希望している入籍日と重なっていないか、一度チェックしてみるのも良いでしょう。
仏滅
仏滅は「葬儀以外は万事凶」とされるので、おめでたい入籍の日にすることはおすすめできません。
仏滅は6日に1回のペースで巡ってくるので、2人の記念日だったり、語呂が良かったりする日と重なっている可能性もあります。
念のため確認しておくと良いでしょう。
黒日
黒日(くろび)は「万事に悪い大凶日」と言われており、あらゆる行事において縁起が悪い日とされています。
寅の日
寅の日は十二支の寅にちなんで、虎の体毛が金色であることから金運が良い日とされます。
ただし、「虎は千里行って千里帰る」のことわざから旅行に良い日と言われますが、「千里帰る」の部分が出戻りを連想させるため、婚姻には不向きといわれることもあります。
不成就日
不成就日(ふじょうじゅび・ふじょうじゅにち)は、「何事も成就しない凶日」とされる日です。
一粒万倍日や天赦日などの吉日でも、この不成就日が重なると、幸運が削がれてしまうと言われています。
鬼宿日
鬼宿日(きしゅくび・きしゅくにち)は「鬼が宿(家)にいて出歩かない日」で、何事も鬼に邪魔されない良い日とされます。
しかし、婚姻は「家に鬼がいて嫁入りしてきた嫁と鉢合わせしてしまう」ことから、結婚式や入籍日にするのは避けた方が無難と言われています。
ただし、六曜や縁起が良くないとされている日には科学的根拠はなく、現在では気にせずに入籍日を決める方も多いです。
自分たちにとって大切な日であれば、好きな日を自由に決めて良いと思います。
例えば、仏滅は物滅とも呼ばれており、「物がいったん滅び、新たに物事が始まる」というように「仏滅のあとは右肩上がり」になるという考え方もあります。
希望の日を諦めるのももったいないので、2人で逆説的な考え方を挙げてみるのも良いかもしれませんね。
入籍日の決め方や日取りを選ぶ際のポイント
入籍日の決め方や日取りを選ぶ際に確認したいポイントをご紹介します。
両親の考えも聞いてみる
今は入籍と結婚式の順番はどちらが先でも構わないとする人が多いですが、親世代では「結婚式を挙げて周囲にお披露目してから入籍する」という順番が一般的でした。
そのため、今でも順序を大事にするご両親も多いでしょう。
結婚は2人だけでするものではなく、「お互いの家族の仲間入りをすること」とよく言いますよね。
入籍日を決める時は、事前に両親の考えも聞いたうえで決めると、良い関係が築きやすいかもしれません。
入籍日と結婚式の日を同じにしたい場合は事前に確認を
記念日を統一したいという思いで、入籍日と結婚式の日を同じにするカップルも多くいます。
結婚式の演出で婚姻届に記入するイベントを行うのも素敵ですね。
ただ、結婚式当日はとても忙しいため、役所に提出しに行く時間がとれるか難しいところです。
役所が休みだったり時間外だったりすると、婚姻届に不備があった時に後日訂正する形になり、入籍日がズレてしまう恐れもあります。
スケジュールを考えて入籍日を決める
入籍前の顔合わせや結納などの行事を済ませるのに、日にちがかかることがあります。
また、戸籍謄本(抄本)などの必要書類を取り寄せるのに時間がかかるかもしれません。
入籍したい日が決まっている場合は、早めに行事や準備を済ませておきましょう。
入籍日前に婚姻届の提出方法について確認!
いざ提出する時に慌てないように、入籍日前に婚姻届の準備を済ませておきましょう。
婚姻届を提出する時に必要なものと、注意したいポイントを解説します。
婚姻届の提出に必要な書類・持ち物
婚姻届の手続きは役所の市民課などの窓口で行います。
全国どこでも提出できますが、本籍地以外では提出する書類が増えるため注意しましょう。
婚姻届の提出には、以下のものが必要です。
婚姻届の用紙
婚姻届の用紙は役所の窓口でもらえます。
また、可愛いデザインのものをインターネット上からダウンロードしたり、雑誌の付録のものを使ったりすることもできます。
自分で印刷する時は、A3サイズで印刷しましょう。
戸籍謄本(抄本)
本籍地以外で婚姻届を提出する場合は、婚姻届と一緒に戸籍謄本(抄本)も提出する必要があります。
戸籍謄本(抄本)の取り寄せは郵送でできますが、遠方だと時間がかかってしまうかもしれません。
余裕を持って事前準備を済ませておきましょう。
身分証明書
本人確認のために、運転免許証や健康保険証などの身分証明書を確認されます。
忘れずに持っていきましょう。
訂正があった時のため印鑑を持参する
役所の窓口が開いている時に提出する場合は、その場で記載内容をチェックしてもらえます。
もし間違いがあり訂正しなければならない時のために、押印欄に使ったものと同じ印鑑を持っていきましょう。
婚姻届の提出で注意したいポイント
入籍日は、役所が婚姻届を受理した日です。
役所の時間外や休日窓口は、婚姻届を受け取るだけで内容のチェックは行われないため、不備があると入籍日が提出した日からズレてしまう恐れがあります。
婚姻届を役所の時間外や休日に提出したい時は、事前に役所を訪れて、窓口の人に婚姻届の内容を確認してもらっておけば安心です。
婚姻届の書き方については「婚姻届の書き方は?押さえるべきポイントや注意点」も参考にしてくださいね。
入籍日の決め方は事前に相談をしてじっくり検討を!
入籍日は、2人で自由に決めるものなので、基本的には2人の好きな日を選ぶと良いでしょう。
一般的には、プロポーズの日などの2人の記念日や、大安や一粒万倍日などの縁起の良い日を選ぶカップルが多いです。
また、語呂の良い日や、恋人にまつわるイベントの日にしても良いですね。
入籍は新しい生活の門出なので、暦の上で良くないされる仏滅や不成就日を避けるケースも多いです。
ただし絶対に避けるべきというわけではなく、現在では気にせずに入籍日を決める方も多いので、「悪い日を吹き飛ばすほどの強い絆」といった逆説的な考え方をするのも良いと思います。
親世代は、結婚式を挙げてから入籍するという考えの人が多いため、お互いの両親の意見も取り入れて決めるのもおすすめです。
また、婚姻届を提出する際には、婚姻届と戸籍謄本(抄本)が必要になる場合もあります。
戸籍謄本(抄本)は取り寄せるのに時間がかかるため、余裕を持って準備しましょう。