ベールダウンの意味とは?ベールに込められた素敵なお話♪
こんにちは! 全国にウェディングステージを展開する「スタイルズ」です。
新婦の母親や大切な家族が純白のベールをおろす「ベールダウン」。
結婚式で行われるセレモニーの中でも、特に人気の高いセレモニーのひとつです。
ところで、ベールダウンに込められた意味はご存知でしょうか?
今回は心温まるウェディングセレモニー「ベールダウン」について解説します。
ベールダウンに込められた素敵な意味や由来、ベールダウンをきれいに行うポイントなどをご紹介します。
ベールダウンに込められた素敵な意味とは
ベールダウンとは、挙式の直前に新婦のベールを新婦の母親や大切な方におろしてもらうセレモニーです。
新婦の身支度の仕上げとして純白のベールをおろす瞬間は、結婚の時を迎える幸せの瞬間。
このベールダウンのセレモニーには2つの意味があるといわれています。
魔除けの意味
ヨーロッパのある地方では、結婚式の当日に花嫁が教会へ向かう途中に悪魔にさらわれるという古い迷信がありました。
そこで、母親が花嫁の顔にベールをかぶせ、悪魔に見つからないように教会へ向かったと言われています。
ベールには「愛する娘を災いから守ってくれますように」という、母親の願いが込められているのです。
キリスト教でも純白のベールは清浄の象徴です。
花嫁を清め、悪魔から守ってくれると考えられています。
母親が手伝う最後の身支度という意味
母親は娘が生まれてからずっと傍らで成長を見守り、助けてきました。
結婚式当日に新婦がウェディングドレスを身にまとい、ベールをおろすのは身支度の仕上げです。
「今までは私が一番そばで見守っていたけれど、これからは新郎さんが守ってくれるね。喜んで送り出すわね、幸せになってね」母親のそんな思いを込めて、新婦の身支度を完成させるのです。
素敵な意味をもつ「ベールダウン」。行う場所やタイミングは?
花嫁の身支度の仕上げである、ベールダウン。
ウェディングドレスを身にまとい、ヘアメイクも完成させた後、最後の仕上げとしてウェディングベールの顔にかかる部分「フェイスベール」を顔の前におろします。
ベールダウンを行う場所・タイミングは主に2つのパターンがあります。
バージンロードを歩く直前にチャペルで行う
チャペルに入場した直後にゲストの前でベールダウンを行い、その後バージンロードを歩きます。
ベールダウンのセレモニーをゲストに見守ってもらうことができる、挙式の演出のひとつとしてバージンロードの前で印象的な写真を残せるというのがメリットです。
花嫁控室にて家族のみで行う
言葉の通り「身支度の最後の仕上げ」として、花嫁控室で家族や新郎といった限られた身内だけで行います。
新婦とお母さま、家族との絆をより深く感じられ、「今までありがとう」「幸せになってね」といった会話をする時間もゆっくりとれるでしょう。
もしも感極まって泣いてしまったとしても、挙式の前に化粧を直すこともできるので安心ですね。
ベールダウンをきれいに行うためのポイント
ベールダウンは結婚式の中でも印象的なセレモニーのひとつ。
せっかくなので素敵な写真も残したいものですよね。
ベールダウンをスムーズにかつ、きれいな姿勢で行うポイントをご紹介します。
事前に、母親にベールダウンの持つ意味を伝えておく
ベールダウンの意味を知らなければ、あっさりと終わってしまう可能性があります!
ベールダウンの持つ素敵な意味や由来を伝えたうえで、お願いをしましょう。
ベールダウンの時間は、母と娘の家族の時間でもあります。
思い出話をしながらゆっくりとした時間を過ごせると良いですね。
ゆっくりと丁寧にベールをおろす
ベールをおろすときは、できるだけ丁寧にゆっくりと。
ヘアスタイルによってはアップにした髪やティアラ、ヘアアクセサリーに引っかかってしまうこともあるので、注意しながらゆっくりふんわりおろしましょう。
ベールをおろした後は、ベールが顔にくっついていないか、口紅などがついていないかもチェックしてください。
花嫁は猫背にならないようにかがむ
ベールダウンをしてもらうとき、花嫁はかがんで少しだけ頭を前にだし、母親がベールを手に取りやすいようにします。
この時に注意したいのは猫背になったり、頭を前に出しすぎたりしないこと。
姿勢が悪くなってしまい、きれいに見えません。
ベールダウン中の姿勢がきれいに見えるようにかがむには、以下の点に気を付けてみてください。
- 足を前後か左右に開いて深めに腰を落とす
- 背筋を伸ばし、腰から体を傾けて上体を少し前に出す
- 目線は斜め前の床へ。下を向かないようにする
- 手はおへそのあたりで重ねておく
素敵な意味を持つベールダウンは、家族の絆を感じられるセレモニー
母親が、身支度を終えた新婦のベールをおろす「ベールダウン」のセレモニー。
新婦を災いから守る魔除けの意味や、これまで愛情たっぷりに育てた母親が手伝う最後の身支度という意味があります。
ベールダウンを行うタイミングは、バージンロードを歩く直前と花嫁控室での2種類がありますが、どちらでも印象的で素敵な母娘の時間になること間違いなしです。
ベールダウンがきれいに見えるポイントも確認し、素敵な写真を残してくださいね♪